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- 2026年3月4日
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一般生活者編の「総合力」ランキングで、サントリーが前回の25位から大きく飛躍し、初の首位に輝きました。サントリーのブランド力が急上昇した背景には、イノベーティブ(革新性)、コンビニエント(利便性)、フレンドリー(親和性)の3つの要素への評価が大きく影響しています。

2025年大阪・関西万博でのウォータープラザにおける水上スペクタクルショーは、企業メッセージである「水と生きる SUNTORY」を体現するエンターテインメントとして多くの話題を集めました。また、「ザ・プレミアム・モルツ」のCMシリーズが幅広い層に支持されたことや、「サントリー生ビール」の定番化、さらには「金麦」のブランド刷新など、多様化する家飲み需要に迅速に対応したことで、日々の生活における利便性への評価が飛躍的に向上しました。
さらに、製造工程での「脱炭素」への挑戦として「グリーン水素」製造設備の導入計画を発表するなど、環境への配慮と技術革新を両立させる姿勢も、ブランドの信頼感を高める一因となりました。これらの強力なコンテンツと、私たちの日常に寄り添う商品展開が奏功し、サントリーは最も親しみのあるブランドへと躍進したと言えるでしょう。
サントリーに続き、第2位にはYouTube(前回首位)がランクイン。AI技術の統合や購買体験の拡張により「イノベーティブ」なイメージを維持し、動画生成AIモデル「Veo」の統合や「YouTubeショッピング」の本格普及が評価されました。サービス開始20周年を迎え、生活空間に溶け込むことで「フレンドリー」の評価も高まっています。
第3位のダイソーは、長引く物価高の中で私たちの家計防衛意識に寄り添う施策が評価されました。若年層に人気の「透明グッズ」や、公式アプリへの「在庫検索機能」追加など、企業努力とデジタル活用による顧客体験の改善が進んでいます。
第4位のパナソニックは、「コンビニエント」で全ブランド中1位を獲得。ドラム式洗濯乾燥機や自動調理鍋といった、家事負担を減らす「タイパ家電」のヒットが支持されました。大阪・関西万博でのパビリオン展開など、未来志向の発信もブランド全体の信頼感を醸成しています。
第5位の無印良品は、独自の滞在型宿泊施設「MUJI BASE」の拡大など、顧客への体験価値提供を通じて「アウトスタンディング(卓越性)」を高めています。価格改定の影響はあったものの、サステナビリティと社会課題解決への姿勢が共感を呼び、高い総合力を維持しました。
「総合力」上昇ランキング(一般生活者編)では、チキンラーメンが15.8pt上昇し首位を獲得しました。「0秒チキンラーメン」やモスバーガーとの協同企画が「アウトスタンディング」で高く評価されています。

ロピアは12.4pt上昇。大容量で高品質な精肉や惣菜、独自の売り場づくりが「エンターテインメント性のある節約」ができる店として「イノベーティブ」と「アウトスタンディング」で高い評価を得ました。
サステナブル活動評価では、「取り組み認知」・「情報開示の姿勢評価」でサントリー、「取り組みへの共感」・「取り組み応援」でユニクロ、「良いインパクトへの期待」でトヨタ自動車がそれぞれ首位となっています。
ビジネス・パーソン編の「総合力」ランキングでは、トヨタ自動車が19度目の首位を維持しました。ソニーが2位、ソフトバンクが3位と続き、任天堂、JR東日本がトップ5にランクイン。ソフトバンク、JR東日本、日清食品、パナソニック、マクドナルドの5ブランドが新たにトップ10入りを果たしました。

今回の調査結果からは、物価高と2025年大阪・関西万博という対照的な社会背景がブランド評価に大きく影響していることが見て取れます。消費者は日々の生活の中で、「家計を助けるお得さ」や「時間を生み出す利便性」を厳しく見極めています。一方で、万博や新技術を通じて「夢のある未来」を提示した企業が、総合的なブランド力を飛躍的に向上させる結果となりました。私たちの生活に密着した実用性と、未来への期待感が、今の時代に求められるブランドの重要な要素と言えるでしょう。
「ブランド・ジャパン」は、国内で使用されているブランドを一般生活者とビジネス・パーソンが評価する、日本最大規模のブランド価値評価調査プロジェクトです。2001年に第1回調査が実施され、今回で26回目となります。
一般生活者編では企業ブランドと製品・サービスブランド合わせて1,000ブランドを対象に、「フレンドリー(親和性)」「コンビニエント(利便性)」「アウトスタンディング(卓越性)」「イノベーティブ(革新性)」の4指標から「総合力」を算出しています。ビジネス・パーソン編では500の企業ブランドを対象に、「先見力」「人材力」「信用力」「親和力」「活力」の5指標と5つの「企業評価項目」を採用し「総合力」を算出しています。


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